デビ高橋の「ごぶさたしてます」【第8回】

肉屋うたがわ(赤坂)

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ライターデビ高橋

カメラマンデビ高橋

デビ高橋

福岡グルメや福岡ランチを紹介しているブログ「デビログ」を運営。「お肉博士1級」の資格も持ち、グルメ関連のキュレーター・講師・審査員を務めたり、福岡のテレビ・ラジオで活躍中。著書は「15年間毎日外食して、1万軒を食べ歩いた『デビログ』が見つけた福岡グルメの答え全100店」(KADOKAWA)。インスタID:devi_takahashi

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Tボーンステーキが名物の「肉屋うたがわ」が、完全リニューアルして、さらに魅力的になったよ。

ここを初めて訪問したのは、肉ブームが起こった2016年頃だった。肉を提供する店がたくさんできたが、そのなかでもTボーンステーキをお手頃価格で食べられると評判で、実際に目の前にデカいTボーンステーキがドーンと出てきた時は「おお~っ」という歓声があがったのを覚えている。

その後、「デビログさんと巡る、今食べたい!ビールに合う福岡旨いモノ」というweb版の西日本新聞の企画にも協力してもらったなぁ。

今回店内を改装して、メニューも刷新したと聞いて久しぶりに来たよ。コロナ禍の間は、テイクアウトをしたり、ランチに行ったりしたが、ちゃんと夜メニューを食べるのは約4年8カ月ぶりだ。

「井上さん、お久しぶりです。店内も少し改装して、メニューも新しくしたらしいですね。」
「デビさん、久しぶりですね。ちょっと見ただけではわからないかもしれませんが、実は全面的に変えたんですよ! 」
と社長の井上和久さん。(私の右)

てっきりカウンター席の後ろにあるテーブル席とイス、メニューを変更しただけかと思ったら、提供する食品の安心と安全を最優先課題として、食材管理のために収納を増やしたり、スタッフの教育など、見えない部分でも徹底的な衛生管理を始めていた。こんな取り組みをしている飲食店はまだまだ少ないので、素晴らしいね。

そんな井上さんは、福岡市内で2店舗、沖縄で1店舗を展開している株式会社ミチツクルの社長さん。最初に会った時は、「肉屋うたがわ」で皿洗いをしていたので、てっきりアルバイトの人かと思った。失礼しました。
「社長! 気配を消しすぎですよ。」

井上さんの実家は福重にある「博多ラーメン しばらく 福重店」で、現在はご両親と弟さん夫婦が営まれている。普通は長男が店を継ぐことが多いが、前々から父親に実家は弟に継がせるから、自分は他で何かをやるようにと言われていたらしい。
19歳で実家を離れて、長野や北海道、ニュージーランドでスノーボードのインストラクターをやっていたが、2013年に福岡に戻って「ワイン食堂 根」をオープン。オープン当初は、なかなか店の経営が軌道に乗らずに苦労したそうだ。その後、スタッフとイタリアに研修にいった際、フィレンツェの店で食べたTボーンステーキの美味さに衝撃を受けて、2014年に「肉屋うたがわ」をオープン。肉ブームも追い風になって大繁盛店になった。

今回のリニューアルに伴い、食材は実際に生産者に会って、想いや考え方を聞き、理解したものを取り扱っており、「名物!ドライエイジング Tボーンステーキ」「宮崎の尾崎牛」「熊本の井俊介さんのあか牛」「森の放牧黒豚」「宮崎の黒岩牧場の土鶏」など、こだわりの食材が揃っているのでワクワクする。

「名物!ドライエイジング Tボーンステーキ」(600g8,400円~)は「肉屋うたがわ」の名物で、専用熟成庫で30日間熟成されているので旨味がギュッと凝縮されている。肉のサイズはお客が選ぶスタイル。Tボーンステーキなので、ヒレとサーロインの両方が楽しめるのが嬉しい。

「特選和牛 宮崎 尾崎牛」(右、100g3,850円)は、国内ではほとんど流通してない幻の牛と呼ばれているもので、ここで食べられるのはかなり貴重。いろいろな部位が入荷するようだが、今回の部位はウチモモ。肉肉しさもあるが、脂がマイルドだ。

「熊本南阿蘇 井俊介さん のあか牛」(左、100g 3,850円)は、阿蘇の大地で草を食べて育った放牧牛。今回の部位はシンタマというモモの部分。赤身の部位だから脂少なめでやわらかいが、旨味は濃厚だ。

「薩摩放牧黒豚のフィレカツレツ」(1,980円)は、自社の畑で有機栽培したサツマイモや野菜を食べた、「三清屋」の「かごしま森の黒豚」を使っており、のびのびと育てられた黒豚のフィレカツレツは分厚くて柔らかく、旨味がある。

店は12:00から23:00まで通し営業で、17:00までランチメニューがあるので、ランチ難民になった時は助かる。昼でも夜のメニューが食べられるので、昼飲みにも重宝する。

「博多ラーメン しばらく 福重店」の麺と同じ製麺所の「博多製麺」が作った極太麺「カラヒグ麺(イタリアのシチリア風低加水生パスタ)」を使った「大人の肉まぜそば」(800円)が美味そうなので、今度はランチに行ってみたい。

店舗名

肉屋うたがわ

ジャンル

  • 肉料理
  • ステーキ

住所

福岡県福岡市中央区大名2丁目3−5

電話番号

092-739-8050

営業時間

12:00~23:00

定休日

不定

席数

  • カウンター10席
  • テーブル8席

個室

なし

メニュー

特選牛の肉刺し盛り1,980円、薩摩放牧黒豚のフィレカツレツ1,980円、名物!ドライエイジングTボーンステーキ600g8,400円~、特選和牛 宮崎 尾崎牛100g3,850円、熊本南阿蘇’井俊介さん’のあか牛100g3,850円、土鶏の雑炊880円

  • ※この記事は公開時点の情報ですので、その後変更になっている場合があります。
  • ※「税別」という記載がない限り、文中の価格は税込です。
  • ※掲載している料理は取材時のもので、季節や仕入れにより変更になる場合があります。
  • ※OSはオーダーストップの略です。
  • ※定休日の記載は、年末年始、お盆、祝日、連休などイレギュラーなものについては記載していません。定休日が祝日と重なる場合は変更になる場合があります。
  • ※編集部の都合により撮影時にマスクをはずしていただいたり、アクリル板をはずしていただいて撮影している場合があります。
  • ※掲載しているメニュー内容、営業時間や定休日等はコロナ禍ではない通常営業時のものですので、おでかけの際にはSNSや電話でご確認ください。

記事に関する諸注意

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