西山健太郎の福岡フルーツカクテル紀行【45】
リーガロイヤルホテル小倉「セラーバー」の「金柑バラライカ」

小倉
メインバー セラーバー
西山健太郎
福岡市役所に勤務するかたわら、2017年2月に樋口一幸氏(Bar Higuchi 代表)と非営利団体「福博ツナグ文藝社」を設立。福岡・博多の地域文化の魅力について独自の切り口で発信している。
口福のペアリングが堪能できるカクテル2種をご紹介

今回の「福岡フルーツカクテル紀行」の舞台は、北九州・小倉。
小倉駅の新幹線口からすぐの「リーガロイヤルホテル小倉」を訪れた。

1階にあるメインバー「セラーバー」は、このホテルが開業した1993年4月から変わらぬ佇まいで客人を迎える。
御影石のカウンター、高さ5メートルに及ぶフレスコ画の壁画、ドーム型の天井、随所に散りばめられた月や星といった天体にまつわる意匠など、実に魅力的な空間が広がっている。

バーテンダーの並和也さんにおすすめいただいた一杯目は、ウォッカベースの季節のフルーツカクテル「金柑バラライカ」。
オレンジリキュール「コアントロー」とレモンジュースの華やかな香りと酸味に、宮崎県産のプレミアム金柑「たまたま」の甘みと風味が重なりあい、口の中で絶妙なマリアージュが生まれる一杯だ。

二杯目にサーブしていただいたオリジナルカクテル「WITH THE STAR」は、北九州を拠点とする航空会社「スターフライヤー」とのコラボレーションによるもの。
ヘーゼルナッツリキュール「フランジェリコ」とアマレット(杏仁リキュール)「ディサローノ」にオレンジジュースを合わせ、ブラックココアパウダーと銀箔をあしらった、オリジナリティあふれる一杯だ。
ダークな見た目に対して、味わいは思いのほか軽やか。ナッツ系の2種類のリキュールとオレンジジュースとの相性が素晴らしい。
さらに、スターフライヤーの機内でコーヒーに添えて提供されているチョコレートと合わせると、そのビターな風味がカクテルの芯となり、また新たな味わいが生まれるのも面白い。

ターミナル駅のすぐそばに、こうした心落ち着く非日常空間があるのはとても贅沢だと感じる。
小倉の街に降り立った最初の一杯、あるいは小倉の街を旅立つ最後の一杯を味わう場として利用するのも、また乙なものだ。
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店舗名
セラ―バー(店舗写真)
ジャンル
- バー
住所
北九州市小倉北区浅野2丁目14-2 リーガロイヤルホテル小倉 1F
電話番号
営業時間
17:00~24:00(LO23:30)
定休日
なし
席数
- カウンター8席
- テーブル34席
メニュー
チャージなし、金柑バラライカ2,783円、WITH THE STAR2,277円、シーズナルカクテル1,771円~、フルーツカクテル2,783円、カクテル1,518円~、ウイスキー1,518円〜
喫煙について
- ※この記事は公開時点の情報ですので、その後変更になっている場合があります。
- ※「税別」という記載がない限り、文中の価格は税込です。
- ※掲載している料理は取材時のもので、季節や仕入れにより変更になる場合があります。
- ※OSはオーダーストップの略です。
- ※定休日の記載は、年末年始、お盆、祝日、連休などイレギュラーなものについては記載していません。定休日が祝日と重なる場合は変更になる場合があります。
- ※編集部の都合により撮影時にマスクをはずしていただいたり、アクリル板をはずしていただいて撮影している場合があります。
- ※掲載しているメニュー内容、営業時間や定休日等はコロナ禍ではない通常営業時のものですので、おでかけの際にはSNSや電話でご確認ください。
記事に関する諸注意
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