グランドメゾン presents 「ハレの日レストラン」【第21回】

和食の枠を超える、“新日本料理”という美麗な愉しみ

公開日

最終更新日

ライター葉山巧

カメラマン平川雄一朗

MAKO前菜

大宮

新日本料理 Assiette de MAKO (アシェット・ド・マコ)

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以前いただいたランチが印象的で、いつかは必ずディナーにも……と再訪を誓っていた「MAKO」。その悲願が叶う日がやっと訪れました。あの華やかで美味しい“新日本料理”が、ディナー時にはどれほどの輝きを増すのか? 想像しただけで頬が緩んでしまいます。

MAKO外観
MAKO内観

中央区大宮のビル2階に「MAKO」が開業したのは2008年のこと。やや人目を忍ぶ感じの場所ですが、わざわざ市外・県外から訪れる常連も多い人気店です。ビル内には背の高い樹木がそびえる吹き抜けがあり、屋内ガーデン的な独特のムードが漂っています。その吹き抜け脇の階段を上り、店の扉を開けると、落ち着いた色調のカウンターとテーブルが温かい照明に浮かんでいました。

MAKO個室
MAKOテラス席

記念日利用にもぴったりの個室も完備。こちらも間接照明を生かした心地よい空間です。また春や秋には6席のテラス席が開放されており、晴れた日は木漏れ陽が差すランチタイムの特等席になっています。

MAKO店主

カウンターに目をやると、そこにはキビキビと仕事に励む店主・岡部誠さんの姿がありました。職歴32年のベテランで、和食の道に進む前、フレンチを4年間経験したことが大きな財産になったと言います。「特定のジャンルに縛られず、とにかく“楽しい料理”を作っていきたいですね」。今宵のチョイスは、そんなテーマを最大限に反映した8,500円のコースです。

MAKO先付け

まずは先付けから。細麺状の新じゃがいもとウニのペーストを一緒に炒め、パルメザンとブラックペッパーを振り、仕上げに生ウニを乗せたものです。てっきりウニのパスタと思っていたら、紛れもない和食の佳品でびっくり(笑)。でもこんな意外性・エンタメ性が、きっと“新日本料理”の真骨頂なんですよね。

MAKO前菜

続く前菜は、赤茄子の茶碗蒸し、タコの柔らか煮、イチヂクの胡麻酢和え、粟生の木の芽味噌田楽、焼き芋のスープ、地鶏のタタキのヅケ、トウモロコシと魚のすり身のコロッケ、ピーナッツオイルを生かした枝豆、そして定番・ししゃものリエットの豪華9点盛り。夏の息吹とともに、カラフルな美味が器の上で優雅に舞います。

全体的に塩分や油が控えめで、食べ応えがありながら食後感が軽いのも好印象です。「むやみに調味料を加えたりせず、手間を惜しむことなく素材の味を引き立たせる。常にそのことを意識するからでしょう」と岡部さん。「それが僕の考える“味付け”であり、軽い食後感にも繋がっていると思います」。

MAKOアワビ

前菜の後は刺身が登場。それを平らげると次は替わり鉢です。鮮やかな骨董の器に入るのは6時間じっくり火入れしたアワビの柔らか煮で、申し分ない上質の歯応えが楽しめました。もちろん新生姜・オクラ・カニのほぐし身を加えた、濃厚な鰹出汁ベースの餡も格別。聞くと「MAKO」ではあえて血合い入りの鰹節を使い、しっかりめの出汁を取っているそうです。

MAKO肉料理

そしてコースはメインに突入。まずは玄海産天然鯛の葛打ちを賞味し、続いて穂紫蘇に彩られた肉料理に臨みます。この日の黒毛和牛のザブトンと、実山椒の佃煮・醤油・日本酒で仕立てたソースは相性がとにかく抜群。ひと噛みごとに豊潤な甘みと酸味の渦が押し寄せ、見た目以上の満足に包まれる一皿でした。

MAKO炊き込みご飯

そのうえ、締めの炊き込みご飯まで絶品なのだから憎いばかり。今日は水イカとイカスミを使った和風パエリアの趣で、ピリッと辛い黒七味が再び食欲に火をつけてくれました。ちなみにコースの締めは必ずこの炊き込みご飯ですが、岡部さんのレパートリーは数多あるのだとか。そう、文字どおり「蓋を開けるまでわからない」お楽しみなのです。

MAKOデザート

美麗なデザートは定番のスティックもなか。この日のトッピングはさくらんぼ・白玉団子・ラズベリーのゼリー寄せという僕好みの顔ぶれで、それぞれの甘みを抹茶クリームが優しく一つにまとめあげていました。

素材の力を信じ、美しく作り込まれた料理の数々。それらすべてに岡部さんが情熱や信念をこめる“新日本料理”は、すぐにでも友人に「良かったよ!」と周知したくなるクオリティでした。
けれども岡部さんは、「この店では料理は脇役」と言って譲りません。「主役であるお客様のテーブルを囲む大切な時間を、料理でしっかりとサポートしていくだけです」。そして、今日も談笑の絶えない店内を眺めて付け加えました。「“美味しかった”はもちろん、“楽しかった!!”と言われる店でありたいですね」。

この記事は積水ハウス グランドメゾンの提供でお届けしました。

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店舗名

新日本料理 Assiette de MAKO (アシェット・ド・マコ)

ジャンル

  • 日本料理

住所

福岡市中央区大宮1-7-8 NEOビル 2F

電話番号

092–522-3687(完全予約制)

営業時間

12:00~入店13:00/18:00~入店19:00

定休日

日曜

席数

  • カウンター6席
  • テーブル22席
  • テラス6席

個室

2〜8名

メニュー

ランチ/3,500・4,500円、ディナー/6,500・8,500円

  • ※この記事は公開時点の情報ですので、その後変更になっている場合があります。
  • ※「税別」という記載がない限り、文中の価格は税込です。
  • ※掲載している料理は取材時のもので、季節や仕入れにより変更になる場合があります。
  • ※OSはオーダーストップの略です。
  • ※定休日の記載は、年末年始、お盆、祝日、連休などイレギュラーなものについては記載していません。定休日が祝日と重なる場合は変更になる場合があります。
  • ※編集部の都合により撮影時にマスクをはずしていただいたり、アクリル板をはずしていただいて撮影している場合があります。
  • ※掲載しているメニュー内容、営業時間や定休日等はコロナ禍ではない通常営業時のものですので、おでかけの際にはSNSや電話でご確認ください。

記事に関する諸注意

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