旬のふぐに海鮮丼、実はパフェも美味しい！？博多駅直結の和食店

博多駅直結で、ランチにディナーに重宝するグルメスポットといえば……？　そう、JR博多シティのレストランゾーン「くうてん」です。
今回やって来たのは、9階に店を構える「喜水亭 和樂 くうてん博多店」。昨年6月に「くうてん」へ仲間入りした日本料理店で、市場直送の美味しい魚料理を味わえると評判なんです。

「喜水亭」は昭和32年創業の鮮魚店から始まった料理店で、「和樂」は昨年惜しまれつつ閉店した老舗料亭「荒江 喜水亭」の系譜を継ぐ一軒です。料亭の味を気軽なお膳スタイルで楽しめるのが魅力的。訪れたのは平日でしたが、開店前から待っているお客さんの姿も見受けられました。

シックな中にも木の温もりを感じる店内は、ゆったりとしたテーブル席とカウンター席に分かれています。窓際のカウンター席からは大博通りの夜景を一望！　デートにも良さそうな雰囲気ですね。

「いらっしゃいませ」と笑顔で迎えてくれたのは、店長の柿沼由貴さん。早速オススメを伺ってみると、こんな返答が……。
「御膳はもちろんオススメなのですが、10月から数量限定でお出ししている『ふぐ料理』もご好評いただいております。よろしければご一緒にいかがですか？」

聞けば、大分・豊後水道から届くとらふぐを楽しめると言うではありませんか！　ふぐ好きの私は、早速「ふぐ刺」(3,960円)をいただくことに。ふぐ刺しを食べるときは、関東寄りの極薄引きよりも少しだけ厚みをもたせた関西寄りの薄引きが好きなのですが、これはまさに好みのど真ん中でした！

ご覧ください、ツヤッとハリがあり透き通った白身を。引き立てだからこその美しさ、鮮度と質の良さが目からも伝わります。高等ネギを巻き、特製のポン酢にサッと付けていただけば……これこれ、この食感よ〜！　歯を軽く押し返すような程よい弾力と、噛んだそばからグッと染み出す特有の旨味がたまりません。さすが冬の味覚の王様ですね。

調子に乗って「ふぐの唐揚げ」(2,970円)もお願いしましたが大正解！　ぷるんとジューシーで、ねっとりとした旨味のあるゼラチン質な部分も格別の美味しさです。

ちなみに「喜水亭 和樂」では、ザ・プレミアム・モルツの最高峰とされる「マスターズドリーム」も飲めますよ。これがまた、唐揚げと抜群に合うんですよねぇ。

さぁ続いては、約14種類を揃える御膳メニューもご紹介しましょう。一番人気は旬食材で作る月替わりの料理や刺身が付く「筐咲季膳（はこさきぜん）」(2,420円)。
さらには、絢爛豪華な海の幸をふんだんに盛る写真の「豊漁丼膳」(2,970円)も見逃せません。エビ、イカ、イクラ、タイにハマチ、サーモン、マグロは赤身・中トロ・大トロなどその日一番良い状態の部位を盛り込むそう。刺身醤油と自家製の胡麻ダレが添えられているのもポイントです。

そして最後にもう一つ、実は「和食の料理人が作る和スイーツ」も隠れた名物なんです。
中でも人気は、季節ごとに味わいが変わる限定パフェ。11〜1月は「和栗モンブランパフェ」(1,540円)を味わえます。和栗の渋皮煮と栗の甘露煮、サツマイモのレモン煮に加え、巨峰、シャインマスカット、梨、柿などの旬のフルーツも盛りだくさん！

中心には和栗のモンブランクリームが絞ってあり、さらに中には自家製の栗プリン、和栗のカステラ、ザクロゼリー、和栗・バニラ・梨の3種のアイスクリームまでたっぷりと。細部まで手が混んでおり、こっくりと上品な甘味がとろけます。食後にぴったりな小サイズの「ミニパフェ」(990円)があるのも嬉しいですね。

九州の旬魚を使った料亭の味を気軽に味わえ、本格的なスイーツまで楽しめる「喜水亭 和樂 くうてん博多店」。県外からやって来る友人や家族を連れて行くにも良いお店なので、覚えておいて損はないですよ！

この記事は「喜水亭グループ」の提供でお届けしました。