グランドメゾン presents 「ハレの日レストラン」【第73回】
春吉に“別邸”が誕生。赤身肉を極める、焼肉のフルアテンドコースに酔う

今宵の舞台は、福岡屈指のグルメエリア・春吉。あらゆるジャンルの名店がひしめき合い、ハイクラスな焼肉店の激戦区でもあるこの街に、今年3月、また一つ見逃せない店が誕生しました。

気になるお店の名前は「赤身焼肉USHIO 別邸」。店名を見てピンときた方も多いかと思いますが、赤身肉にこだわる焼肉店として有名な「赤身焼肉USHIO」待望の2号店です。
場所は「玉屋本店」の裏手に位置するモダンなビルの1階。このビルには以前UMAGAでご紹介した「鮨 一徳」や「illimité(イリミテ)」といった気鋭店も入居しており、今注目のテナントビルなんです。

ビルのエントランスを抜け、扉を開くと、洗練されたアーバンモダンな空間が目に飛び込んできました。博多駅東にある本店は個室が主体となった造りに対し、「別邸」は希少な台湾杉(アサン杉)の一枚板であつらえたカウンター席がメイン。オーナーの陳柏青さん(左)や店長の永田優人(右)さんをはじめとした焼き師が1枚ずつすべてのお肉を焼いてくれる、“フルアテンドスタイル”の焼肉店となっています。

希少な台湾杉(アサン杉)の一枚板で設えたというカウンターは幅広く、席間隔もゆったり。上質ながらも肩肘を張らない、居心地の良さを感じます。さらには、最大4名と6名まで利用できる2つの個室(写真)も用意されているので、シーンに合わせて使い分けることができますよ。

オーナーの陳柏青さんは、福岡の有名焼肉店で店長を務め、精肉店・新店舗の立ち上げなどにも携わり腕を磨いた実力者の一人。肉の目利きや仕立て、焼きなど、その経験と研鑽を活かし、2016年に独立を果たしました。現在は「台湾 台北店」「香港 中環店」と海外にも出店し、プロを対象とした精肉店も展開しています。
「赤身焼肉USHIO」最大の強みは、九州産をはじめとした和牛の赤身肉にあり。それも、「本店」と「別邸」では筋繊維がきめ細やかで柔らかく、脂の甘味や口溶けの良さが極上とされる“未経産の雌牛のみ”を厳選するこだわりようです。

「雄大な自然を誇る鹿児島の大隅半島や宮崎、熊本・阿蘇の『あか牛』など、牧場や生産地、銘柄はあえて固定していません。個体や肉質を見極めて、その都度“最上”と思える和牛を仕入れています」と話すのは、陳さんの右腕として店に立つ店長の永田さん。陳さんが生産者と密に繋がり長年築いてきた独自のルートや目利き、仕立ての技術があるからこそ叶う、珠玉のセレクションを楽しめるというわけです。

今回は、ハレの日に相応しい「お任せコース」(18,150円)をオーダーしました。和牛の赤身部位をメインに構成するコースで、そのポテンシャルをさらに高めるトリミングや切り方にも並々ならぬこだわりが。
この日は、最初の前菜として「ハラミの炙りユッケ」が登場。直前に表面をサッと炙り炭火の香りを纏わせ、余分な脂や筋繊維が丁寧に取り除かれたハラミは、ねっとり格別な舌触り。特製の卵黄ソースや有明海産の焼ばら干し海苔のアクセントも絶妙です。

続いて、サガリなどのおすすめ部位を盛る「和牛のお刺身」が供された後に、焼肉パートがスタート。まずは「塩焼肉」として、黒毛和牛タン・ハラミ・ランプの3種類が切り出されました(写真は2人前)。肉のおいしさをより一層引き出す“焼き”の技術も見事で、1枚1枚ベストなタイミングを逃すことなく味わえます。


和牛タンはギュッとレモンを絞り、ミリ単位に細かく微塵切りされたネギだれを乗せて。ハラミは爽やかな特製のポン酢に……といった具合に、焼肉は部位ごとに調味やプレゼンテーションも変化し、まさに至れり尽せり。有田の作家もので揃えられた器も素敵です。

さらには、地黄卵などの銘柄卵の卵黄を絡めて味わう、名物の「サーロインの焼きすき」も供されました。ゲストの目の前で大きなブロックをスライスし、特製の割下を回しかけ、美しいお肉がそっと鉄板の上へ運ばれます。

サーロインは未経産の雌牛であることに加え、あえてA4ランクを厳選しているそうで、脂身のくどさは全くと言っていいほどなし! きめ細かく程よい脂と赤身のバランスが非常に良く、シルキーな舌触りと溢れ出す肉の甘味がたまりません。
この後さらに、ステーキのように厚みを持たせた「シャトーブリアン」や「タレ焼肉」、お好みで「ホルモン」へと続き、シメのご飯ものは「冷麺」や「特製ミニカレー」、天草大王の鶏ガラスープまたはテールスープで作る「にゅうめん」の3種類から選べるという楽しみも。デザートのシュークリームまで手作りというから驚きです。

店舗より提供
コースは予約優先ですが、席に余裕があれば当日飛び込みでの利用も可能。単品の焼肉(1,320円〜)や「特選肉盛り7種」(7,480円・写真)などのアラカルトメニュー、陳さん選りすぐりのワインも用意されているので、軽く飲んで食べたい時や急な予定の際にも重宝してくれますよ。
赤身肉のおいしさを極める「赤身焼肉USHIO 別邸」なら、お肉好きなあの人もきっと喜んでくれるはずです。
この記事は積水ハウス グランドメゾンの提供でお届けしました。
*GW期間中の2025年5月4日(日)と5日(月)は休業
類似の記事
店舗名
赤身焼肉USHIO 別邸(店舗写真)
ジャンル
- 焼肉・ホルモン焼き
住所
福岡市中央区春吉3-13-34 The one by Oak Villa 1F
電話番号
営業時間
18:00〜OS23:30 ※変動あり
定休日
日曜
席数
- カウンター10席
- テーブル10席
個室
2〜6名名
メニュー
お任せコース18,150円、特選肉盛り合わせ5種5,280円・7種7,480円、上ホルモン1,320円、USHIOのサムギョプサル1,980円、特製ミニカレー660円、テールスープ クッパor天草大王の水炊きスープのにゅうめん1,320円 ※サービス料10%
喫煙について
- ※この記事は公開時点の情報ですので、その後変更になっている場合があります。
- ※「税別」という記載がない限り、文中の価格は税込です。
- ※掲載している料理は取材時のもので、季節や仕入れにより変更になる場合があります。
- ※OSはオーダーストップの略です。
- ※定休日の記載は、年末年始、お盆、祝日、連休などイレギュラーなものについては記載していません。定休日が祝日と重なる場合は変更になる場合があります。
- ※編集部の都合により撮影時にマスクをはずしていただいたり、アクリル板をはずしていただいて撮影している場合があります。
- ※掲載しているメニュー内容、営業時間や定休日等はコロナ禍ではない通常営業時のものですので、おでかけの際にはSNSや電話でご確認ください。
記事に関する諸注意
- ※この記事は公開時点の情報ですので、その後変更になっている場合があります。
- ※「税別」という記載がない限り、文中の価格は税込です。
- ※掲載している料理は取材時のもので、季節や仕入れにより変更になる場合があります。
- ※OSはオーダーストップの略です。
- ※定休日の記載は、年末年始、お盆、祝日、連休などイレギュラーなものについては記載していません。定休日が祝日と重なる場合は変更になる場合があります。
- ※編集部の都合により撮影時にマスクをはずしていただいたり、アクリル板をはずしていただいて撮影している場合があります。
- ※掲載しているメニュー内容、営業時間や定休日等はコロナ禍ではない通常営業時のものですので、おでかけの際にはSNSや電話でご確認ください。
人気記事ランキング
- 24時間
- 1週間
- 1ヶ月