姪浜の古民家で気取らず味わえるスペイン料理

Audiで行く週末グルメドライブシリーズ。今回は、昨年10月に姪浜の住宅街にオープンしたスペイン料理店「ricont」にお邪魔しました。旧唐津街道沿いにあるこのお店は、文化財にも登録されているという築150年以上の古民家を改装していて、店内は長い時間が醸し出す独特の落ち着いた雰囲気が漂います。訪れた日は平日でママ会と思われる女性客で満席。ソファー席だったこともありリラックスムード満点でした。

こちらでいただけるのは、姪浜漁港で揚がった新鮮な魚や糸島野菜を使ったスペイン料理。なぜスペインなのかと尋ねたら、食材に恵まれたこの土地がどことなくスペインの海岸沿いの町に似ているからだとか。地元の食材がどんなお料理になって出てくるのか楽しみです。
ランチはセットやコースが用意されており、この日は店のスペシャリテがいろいろ味わえるランチコース（2,980円）をいただくことにしました。

まずは糸島野菜の小さなサラダと前菜からスタート。前菜はスペイン風オムレツやカボチャのバルサミコ煮、ワカサギのエスカベッチェ（スペイン風南蛮漬け）など、数種が盛合せてあります。上に乗っているのは「ピコス」というカリッとしたクラッカーのようなもので、スペインでは生ハムなどと一緒に食べるのだとか。
そしてスペシャリテのひとつ「アヒージョ」がグツグツと音を立てながら運ばれてきました。その時々で食材が変わり、この日は「キノコとカマンベールのアヒージョ」で、アツアツをふーふーしながらいただきます。

コースはお肉かお魚を選ぶようになっていて、2人だったのでそれぞれ違うものをセレクトしてシェアしました。この日のお肉は「じっくりと低温調理したフランス産豚ロース」、お魚は「寒鰆の香草パン粉焼き バルサミコソース」。肉や魚も、素材そのもののしっかりとした味に、ハーブやスパイス、ソースの香りが加わって、シンプルでありながらとても華やかでした。

そして、スペインと言えば「パエリア」ですよね。こちらもスペシャリテのひとつで、この日は「ワタリガニと黒キャベツのパエリア」。カニはもちろん、アサリやムール貝など魚貝類の旨味をごはんがたっぷりと含んでいて、とても贅沢なシメとなりました。
コースは季節や日によって替わるメニューが盛り込まれているので、季節ごとにも来てみたくなります。

最後は本日のデザートの「ガトーショコラ」とコーヒーでコースはひととおり終了です。内容もボリュームもかなりの充実ぶりでした。
夜はパルっぽくなってお酒とタパスやピンチョスなどが楽しめるそうです。店長オススメは「原木切りたて生ハム」とバスク地方名物の微発泡白ワイン「チャコリ」。昼夜ともに、気の置けない友だちや家族とにぎやかに過ごすのにぴったりなお店です。

この記事はAudi正規ディーラー　Audi福岡マリーナの提供でお届けしました。

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