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これこれ、この食感! 久しぶりに食した春餅(シュンピン)の、変わらぬモチモチ感たるや……。追ってジューシーな鶏の甘味と甘辛味噌の味が口に広がり、ビールがぐびぐび進みます。今回ご紹介のお店「胡坊」のスペシャリテはビール泥棒。気づけばもうほぼグラスが空になっていました。
舞鶴小学校そばに店舗を構えて12年。店主・山内隆宏さん、美香さんご夫妻がお2人で続けてきた小さな中華料理店は、いわゆる「ザ・中華」というよりも和風の落ち着いた雰囲気です。席も掘りごたつ式の小上がりで、ゆっくり腰を据えて過ごせます。
お客2人で何種類か楽しめる量を目安にと、一つひとつの料理のポーションを抑えめに提供しています。中華料理店は1品1,000円を超えるところが多いイメージですが、こちらはほとんどの料理が1,000円アンダー。そして前菜やおつまみの内容も、うんうん、充実していますね。
「砂肝のピリ辛炒め」(680円)、「クラゲの酢の物」(660円)など酒好きの心が揺さぶられるもの満載ですが、私のここでの最初の品は心に決めているんです。冒頭で触れた「春餅/鶏のクレープ包み」(4枚720円)です。
小麦粉を練って一晩寝かせ、薄ーく伸ばして1枚ずつ焼き上げた薄餅に、ローストした鶏モモ肉、白ネギ、自家製中華味噌を包んでいただきます。薄餅を担当するのは美香さんです。とっても薄く焼かれた色白美人の薄餅で、熟練の技が光ります。
鶏モモ肉のローストも艶感たっぷり! 間違いのない絶妙な焼き加減っていうのが見た目からわかりますよね。
乗せて〜、包んで〜、
完成!
薄皮はほんのり塩味。また、白味噌、桜味噌、ニンニク、ごま油などを混ぜて炊いて作る自家製中華味噌が味わい深く、お酒のアテにぴったりです。なお、「春餅とカシューナッツ飴揚げ2種盛り」(660円)というメニューもあり、そちらはグラスを空にさせるスピードがさらに速く、酒泥棒を超えてもはや魔物。
ここでお酒をチェンジ。メニューには紹興酒をはじめ、焼酎、日本酒、ワイン、中国酒、ウイスキー、サワー、カクテルとひと通り用意されています。「やはり紹興酒がどの料理にも合いますが、好きなお酒を飲んでいただくのが一番ですから」と山内さん。
ワインにしようか迷いましたが、紹興酒にいってみましょう。飲む人数で選べるようグラス、デキャンタ、ボトルと揃えられ、3年、5年、10年ものから選べます。飲み方は、おすすめのストレートにしました。
お供の一つには、私の好物・エビを食べたく「エビ春巻」(4本680円)をチョイス。春餅と同じ皮で包んでいるため、パリッと薄くてサックサクです。春巻き1本に対しむきエビが1尾半使われていて、どこを噛んでもエビのプリプリ食感と甘味を楽しめます。また、大葉がいいアクセント。もちろん、紹興酒との相性もばっちりです。
もう一つのお供は麻婆茄子、麻婆春雨が一度に味わえる「茄子と春雨の麻婆」(900円)です。数種類の豆板醤や甜麺醤をブレンドし、春餅の自家製味噌も加えたソースは芳醇で複雑な旨味。春雨はフォーほどの太さがあり喉越しよく、食べ応えもあります。開店当時から変わらぬ人気メニューというのも納得です。
実は、麻婆の途中から白ワインへと移行していた私。辛味と繊細なワインが合うかしら?と一瞬思いましたが、杞憂でした。ご本人も「お店には長年通う常連さんが多く、年配の人やお子様連れでも楽しめるよう、優しい味を心がけています」と言うように、山内さんの中華料理は全体的に上品な味わいで、お酒と互い味を引き出し合います。
基本2人分を目安にしたポーションと前述しましたが、家族連れや大人数でも対応できるよう、多くのメニューに大きめのポーションも設定されています。例えば先の「茄子と春雨の麻婆」は大だと1,800円、「干焼蝦仁(エビチリ)」は930円、1.5盛り1,440円、大1,860円という具合です。また、「春餅」「エビ春巻」や「鶏の唐揚」(4個800円)などは大人数の場合、人数に合わせた個数注文もできます。
お酒好きにおすすめするのはもちろんですが、お酒を飲まない人でも、家族でも存分に楽しめます。いろいろな人が美味しい笑顔になれる中華料理店だなとあらためて感じました。
店舗名
餃子・中国酒菜 胡坊(こぼう)
ジャンル
住所
〒810-0073 福岡県福岡市中央区舞鶴2丁目7−1 ライオンズマンション舞鶴第3
電話番号
営業時間
11:30〜OS13:30/17:30〜OS21:00(土、日祝日は夜のみ)
定休日
火曜、他月1回不定休あり
席数
個室
なし
メニュー
焼き餃子(8個)560円、皮蛋(ピータン)390円、糸島豚のオイスターソース炒め1,080円、豚足のトロトロ醤油煮込み880円、ねぎ炒飯880円、酸辣打滷麺(スーラーダールーメン)880円
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